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【SUSUの素 No.24『暮らしの心地よさ』 | ブランドディレクター菅原の日常の中の心が動く小さな出来事を散文的に綴ったコラム】

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Writer: SALASUSUブランドディレクター菅原 裕恵HIROE SUGAWARA

こんにちは!
今回はメルマガ先行配信中の連載コラム「SUSUの素(もと)」をご紹介します。
さらっと流れていってしまうような日常の機微にこそ、どうやら「SUSUの素」が詰まっているようです。
菅原の目線を通して、SALASUSUの世界観を感じてみてくださいね。



No. 24『暮らしの心地よさ』

お金と時間に制限がないとしたら、どんなことが幸せか定期的に妄想するようにしている。
だいたい最初に浮かぶのが「暮らし」のこと。
自分と大切な家族が幸せを感じたり、気分良くいられるのはどんな暮らしか。
わたしにとって、日々、心地よくいるために「空間」はすごく大切なことのひとつ。
「幸せ」を感じるポイントはいくつかある。おいしいものを食べるとか、かわいい服を着るとか。いろいろある中で、わたしには住環境が大切なポイント。それを思うと、今の暮らしはだいたい8割くらいは自分の幸せな暮らし方に必要な要素を満たしている気がする。なんだか、ささやかだけれど、ちゃんと自分の身の回りに好きなものを置いている感じ。
その一方で、定期的に今の暮らしとは全然違う環境に身を置きたくなるときもあるし、それも大切だなって思うこともある。どこかに旅行するときも、旅先で普段とは違うことができるってのも楽しいけれど、いつもと違う部屋に泊まるってこと自体が楽しい。いつもと違うホテルのインテリアに囲まれたり、日本の家にはなかなかない、すごく大きい窓のある部屋に泊まってみたり、時にはすごい高層階の部屋を選んでみたり。普段と違う家具に囲まれた部屋にいることも旅の楽しさになる。
あるテレビ番組でタイに住む欧米系の男性にインタビューしている映像があって。
「なんでここに住むことにしたの?」って質問に、「色々住んでみて、ここが一番しっくりきた街だったから。」って答えてて。何それいいな!って!
たまたま生まれたのは東京だったけれど、もしかしたら世界中のどこかにもっとしっくりくる街があるかもしれないって思うとなんだかすごく夢がある。そんなこともあって、今の暮らしも気に入っているけれど、世界中のどこかに「これはわたしの街じゃん」ってのを見つけるために、旅したり、他の街に住んでみたり、新しい環境で心地よさを試したりしてみたい。今年、息子を連れて一緒にカンボジア出張に行ったのも、そんな暮らし方のお試しのひとつでもあったし。
今の暮らしも楽しいけれど、たまに環境を変えることも刺激的で楽しい。今の心地よさが好きではあるけれど、ずっとそれがいいわけじゃなくて、たまに違うところにもいきたい、新しい心地よさも試してみたい、そんな気持ち。
どんな街で、どんな部屋で、どんな窓があったら自分が心地いいと思えるのか。
自分の気分が変わる暮らし方、空間を色々試してみたい。ただ美しい、綺麗な空間にいることよりも、その空間にいることで味わえる気分とか心地よさを大切に暮らしを作っていきたいと思っている。


『SUSUの素(もと)』

ブランドディレクター菅原裕恵の日常の中の心が動く小さな出来事を散文的に綴ったコラム。
ささやかで、個人的な目線を通して、SALASUSUの世界観を感じてみてください。
最新話はSALASUSUメールマガジンにて毎月2回、金曜夜20時ごろ先行配信。

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Writer

SALASUSUブランドディレクター菅原 裕恵HIROE SUGAWARA

美術大学卒業後、東京で6年間の婦人靴のデザイナー経験を経て、2016年よりSALASUSUに参画。SALASUSUのプロダクトデザイン、ディレクションを担当。1年間の駐在のち現在はカンボジアと日本を行き来しながら、目に見えない付加価値を追求したものづくりを模索中。

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