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【SUSUの素 No.23『ものづくりから生まれる価値』 | ブランドディレクター菅原の日常の中の心が動く小さな出来事を散文的に綴ったコラム】

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Writer: SALASUSUスタッフ

こんにちは!
今回はメルマガ先行配信中の連載コラム「SUSUの素(もと)」をご紹介します。
さらっと流れていってしまうような日常の機微にこそ、どうやら「SUSUの素」が詰まっているようです。
菅原の目線を通して、SALASUSUの世界観を感じてみてくださいね。



No.23 『ものづくりから生まれる価値』

秋冬の新作に向けての商品開発。
今回は素材も作り方も今までとは全く違うハンドニットに挑戦している。もっと人の手でひとつひとつ、作られていることがより伝わる商品が作りたかったこともある。でも今回のなによりもの大きな挑戦は、作り手にものづくりの過程から、新しいことに対しての学習の仕方を体感してもらうということ。教育チームにも協力してもらっていつもとは違う新商品開発、ニッティングプロジェクトが発足した。
正直、この提案をしたとき編み物なら、やろうと思えば子どもだってできるし、毛糸と編棒があればどこでもできるし、いけるでしょって思ってた。それに編み物の情報はネットで調べたら山ほど出てくるから、彼女たちでも調べながらできるかも。でも彼女たちの成長を近くで見ている教育チームからは「それは難しいかも・・・」と言われつつ、プロジェクトがスタートした。
やっぱり、教育チームの予想通り最初はうまくいかないことだらけ。
まず、基本を習得してもらうため、日本から本を送って、日本人スタッフのサポートのもと編み方の基本を練習。でも、何度やってもうまくいかない。網目を次の段にいく度に一つ目を増やす、それができない。作り手たちからも「自信がありません」そんな言葉が続く。でもある時から光が見えてきた。
編み方のコツを掴んだ彼女たちの成長はすごかった。一度できるようになると彼女たちは何度も反復する。みんなで基本の編み方を何度も、何度も練習して。そのうち基本の形だけでなく、お願いしていない形も自分たちで考えてどんどん作るようになっていった。

いよいよ具体的な新商品開発に取り掛かる時、先にサンプルの写真だけ作り手にシェアしておいた。でも少し複雑な形だったので、詳しい作り方の情報を後日作り手に伝えることにして「ちょっと待っててね」って伝えて。

それなのに後日、情報を持って工房を訪れたら、すでにリーダーのシナがスマホで動画を見ながら写真と同じ形のバッグを編んでいる。それに見ている動画は教育チームがようやく探し出した動画と同じ外国語のもの。「どうやって検索したの?」って聞いたら、音声入力して調べていったって。びっくり。検索できないと思っててごめん!ひとつずつ段階を踏んでいったら自分で調べることも、作ることもできるんだって新たな発見があった。

今ではシナは本当に頼もしくなって、写真を渡せばある程度自分でサンプルを作れるようになっている。もしかしたらこれはシナだからできたことで、他の作り手も同じようにできるようになるとは限らない。

ただ少なくとも、今回のものづくりの過程でもの以外の価値が生まれているのを見られた気がする。新しいことを学ぶプロセスとか、もっとこうしたらいいものができるんじゃないかというクリエイティブさとか。彼女たちのアクセスできる情報が広がったとか。それに何よりシナの「任せて」っていう自信を見ることができたのが嬉しい。

なんだか改めて作り手たちに対して誇らしい気持ちになる。
あー、こういうことなんだよな、ものづくりに付随して生まれる価値って。
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『SUSUの素(もと)』

ブランドディレクター菅原裕恵の日常の中の心が動く小さな出来事を散文的に綴ったコラム。
ささやかで、個人的な目線を通して、SALASUSUの世界観を感じてみてください。
最新話はSALASUSUメールマガジンにて毎月2回、金曜夜20時ごろ先行配信。

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