初めてのパスポート、初めての飛行機、初めての海外、初めての日本!

「初めて」がたくさん詰まった今回の研修で、カンボジア人参加者が心動かされた日本での出来事とは?

京都で着物と茶道体験を楽しんだ3人。左からナヴィンさん、スレイニンさん、レンさん

DAY2

※DAY1はカンボジアから日本への移動

2020年から約1年半もの間、オンラインでコミュニケーションをとってきた愛徳学園中・高等学校(兵庫県)の先生、生徒の皆さんの歓迎をうけて、念願であった対面での交流活動を行いました。

ー 今回の渡航の中で、最もこの日の対面を待ち侘びていたスレイニンさん
交流活動や授業参観、学校見学を経て、彼女が感じたこととは...

スレイニンさんのコメント

「愛徳学園中・高校の佐々木敬子先生とプロジェクトを通じて出会ってから、まさか日本へ行き、直接会えるなんて夢のようでした。敬子先生は、「私の働く小学校の子どもたちのために本がほしい」という一声を聞き、これまで生徒の皆さんと一緒にBook Projectsを進めて下さいました。その生徒さんたちのProjectsの様子を実際に知ることができて、本当に素敵な機会をもらいました。また、敬子先生の学校は、先生や生徒の皆さんに連帯感がありました。学校の建物や装飾、全てが素晴らしく感動しました。カンボジアにはないスポーツや音楽、美術、実験の場があり、カンボジアにもち帰りたくなりました。」

この日の交流活動のために、生徒の皆さんが手作りしてくれた英語のすごろく。英語が苦手なスレイニンさんでしたが、身振り手振り、知っている単語を使って一生懸命にルールを説明してくれる生徒さんと一緒に楽しみました。

愛徳学園の皆さん、ありがとうございました!

愛徳学園の先生方と。
左手の青いセーターを着ているのが、スレイニンさんと一緒にBook Projectsを進めてきた佐々木 敬子先生

DAY2

日本文化にたっぷり触れるべく京都へ。紅葉シーズン真っ只中の金閣寺や八坂神社を散策し、着物や茶道を通じて日本文化にも触れました。

ー カンボジアにある日本語学校へ1年間通い、日本語の勉強をしてきたレンさん
カンボジアから日本を思い続けてきた彼女が実際に日本を訪れ感じたことは...

レンさんのコメント

「お寺一つとっても、カンボジアとは全く異なる文化があり、私にとって全てが新鮮で正直上手く言葉にできません。初めての日本でしたが、朝起きて日本食をいただき、電車に乗って道を歩くだけでも日本人になれたような気持ちになりました。どんな小さなことでも新しい経験を重ねることで、自分自身の視野を広げることができるということを学びました。」

立命館大学の学生に、キャンパス案内をしてもらいました。真剣に学校の説明を聞くレンさん。充実した図書館の設備に目を輝かせていました。

おみくじ体験も。結果に一喜一憂する姿は、日本人と同じ反応でした。

DAY4

近畿大学附属高等学校(大阪府)の高校生たちが大阪の街を案内してくれました。

ー 今回のプロジェクトで、カンボジア人参加者とのコミュニケーションや手配・準備などのコーディネートに挑戦してきたナヴィンさん
将来は海外に飛び出して活動したいという彼女が日本で感じたことは...

ナヴィンさんコメント

「近畿大学付属高等学校の生徒の皆さんが英語で様々なことを紹介してくれて、とても素晴らしかったです。大阪の食べ物や商売をする人々の様子は伝統的な感じでしたが、建物や交通機関などのテクノロジーは近代的でした。日本には伝統的な技術と近代的な技術が共存していることに驚きを感じました。今回、日本の方々とのつながりや日本で実際に見たあらゆること・ものを通じて、"教育"が自分にとって最も重要な学びであることを再認識しました。これからも自分や他人をどのようにモチベートしていけるか考えることを大切にしていきたいと思います。」

日本のガチャガチャに興味津々のカンボジア人参加者

通天閣からの景色は最高でした!

大阪名物粉物も堪能

最終日の夜。カンボジアへ帰国直前に、日本人参加者の松田雅彦先生が駆けつけて下さいました。

3人を温かく迎えてくださった全ての日本の先生方、生徒の皆さん、素敵な時間を共に過ごしていただき、本当にありがとうございました。

> 日本海外研修時に使用した旅の栞はこちらから閲覧・ダウンロードいただけます。

Supported by The Toyota Foundation
このプロジェクトはトヨタ財団の助成を受けて実施しています