【コラム】はたらく母の海外出張

SALASUSUの工房にはたくさんの【はたらく母】が
作り手としてものづくりをしています。

日本チームの【はたらく母】。
プロダクトデザイナーの菅原は0歳の男の子を持つはたらく母です。

そんな彼女が先日、13日間のカンボジア出張に行ってきました。

0歳児の母の海外出張。
なかなかできることはありません。

そんな勇気ある決断を実行した菅原。
その決断から彼女のはたらく母としての思いがにじみ出ていました。

はたらく母、菅原の始めての一人出張ストーリー。

はたらく母の勇気になりますように。


◆私がいなくても楽しむんじゃないか。


今回のカンボジア出張は実は出産前から決まっていて
行くか行かないかは出産してから考えようと思っていました。

育休に入り、保育園の関係もあり少し早めに
息子が生後4ヶ月で仕事に復帰しました。

最初は保育園に慣れない様子の息子も徐々に慣れ、
楽しそうに保育園で過ごしている様子が見られるようになりました。

「これは出張に行けるんじゃないか」

ふとそんな彼を見ていて思えました。

私がいない場所でも彼は彼なりに楽しく過ごすことがきっとできる。
それに育児を理由に仕事において「できない」というのはしたくない。

きっと私がいなくても楽しんでくれる気がする。
だったら出張も行ってみよう。

幼いながらも保育園でたくましく成長する彼を見て
私のこころは決まりました。

決断したもののどう実行するのか。

夫は理解してくれたものの、
母からは反対もされました。

「こんな小さい子を置いていくの?」

行くと決めたものの親の都合で彼と長期間離れるのは
かわいそうなことをしているんじゃないかと
気持ちは何度も、何度も揺れ動きました。

それでも彼が安心して過ごせる環境を整えて、
私は仕事に打ち込んで来よう、そうこころに決め、
小児科のナース経験のある義理母に
彼を出張の間預かってもらうことにしました。

きっと彼もここなら安心して楽しんでくれるはず。
私は仕事をやり切ろう。

あとは出発に向けて準備をするだけでした。

◆出発前日の高熱。迫られる決断。


出発の準備も整ったフライトの前日。

突然の39度の発熱。

急いで病院に向かいました。

「何かのウイルス感染か
もしかしたら大きな病気の可能性も多少あります。」

そう医師から告げられました。
検査の結果は翌日の昼にならないとわからない。
でも私はもうその頃には飛行機に乗って空の上にいる予定。

行くのをやめるのか。行くのか。

夫と話し合い息子の発熱が大きな病気でないことを信じ、
息子のことは夫と義理母に任せ私は出発することにしました。

もし悪い方の結果だったらまた日本に戻ればいい。
強く、強く、後ろ髪をひかれつつも
自分のやるべきことを信じ、飛行機に予定通りに乗りました。

そして、検査の結果は大きな病気ではなく、
1日検査入院をして退院することができました。


◆はたらく母として

出張を終え、13日ぶりの彼との再会。

少しドキドキする私をよそに彼はとても楽しんだ様子でした。
むしろおばあちゃんとの時間を存分に満喫してきたらしく笑顔がこぼれる。

その様子を見て今回の決断が
必ずしも彼にとって、
そして義理の母にとって負担だけではなかったと思えました。

そんな私の育児のモットーは

「一緒にいるときは全力でかわいがる」

彼と一緒にいることだけが愛情ではないと思います。
私が働くことはきっとどこかで彼の将来のにつながっていると信じています。

はたらく母の背中を彼に見て欲しい。

そう思っています。

はたらく母、菅原の人生の旅ストーリー。

続きはまた次回。