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【SUSUの素 No.18『刺繍ミシンとハンカチ』 | ブランドディレクター菅原の日常の中の心が動く小さな出来事を散文的に綴ったコラム】

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Writer: SALASUSUスタッフ

こんにちは!
今回はメルマガ先行配信中の連載コラム「SUSUの素(もと)」をご紹介します。
さらっと流れていってしまうような日常の機微にこそ、どうやら「SUSUの素」が詰まっているようです。
菅原の目線を通して、SALASUSUの世界観を感じてみてくださいね。



No. 18『刺繍ミシンとハンカチ』

以前からやりたいと思っていた刺繍。今回の新作Handkerchief – Color Block(ハンカチ – カラーブロック)で挑戦してみることに。でもこれがなかなかの苦難の道のりで…
まずは現地で刺繍ミシン探しからスタート。日本だったらお店に行って、やりたいことを伝えたら、欲しいミシンが難なく購入できる。なんなら、詳しい使い方まで丁寧に教えてくれたり。
でも今回ミシンを調達するのはカンボジア。ミシンの取扱店に行っても、全く欲しいものにたどり着けない。なんせ店員さんがミシンのことを知らないし、わたしたちも何がベストなのかわからないから。。望みをかけて、シェムリアップから7時間かけて、首都プノンペンまで行ってもらったけれど、事前の情報と現地の情報が全く違う。日本から何往復ものメッセージをスタッフとやりとりしたけれど、最終的には「えいやっ!」と正確なスペックがわからぬまま良さそうなミシンを購入した。
ようやく手に入れた刺繍ミシン。でも次は刺繍をするプログラムが上手く組めないトラブル発生。もともとミシンに入っているデータの刺繍を試しても1文字しか刺繍できない。なぜだー。ここでも何往復ものメッセージのやり取り。でも、現場にいないから次の「できない」というメッセージまでにどれだけ試しているのかわからない。「刺繍ミシンなんだからできるでしょ!?」ってことが全く進まない状況。でもどうにもならず日本でヤキモキするしかできなかった。
そうしているうちに、わたしもようやく現地に到着。実物のミシンを見ると確かにデータを入れるアプリの挙動がおかしい。現場で何種類ものデータを作って、入れて、どれが一番鮮明に刺繍できるか1つ1つ試していく。そうして、ようやく希望の刺繍ができるまでに持っていけた。
でも、ここからが本当に大変なところ。
今回のハンカチの刺繍のデザイン「SUSU!!」の文字1つ1つ色が違う。実はこれ1文字刺繍して、糸をかけ直して、また1文字刺繍して、糸をかけ直して、を繰り返している。1枚のハンカチの刺繍が出来上がるのに6回糸をかけ直して出来上がる刺繍。ミシン縫いだけれど実はかなりアナログ。
このデザインをやると作り手に伝えた時「え?本当にやるの!?」そんな素直な反応。
ミシン探しからのデータ作りでもそうだったけれど、カンボジアではすんなり希望のものが手に入ることはなくて、様々なルートをかき分けて、かき分けてようやく欲しいものが手に入るほうが当たり前。長い道のりだけに、遠隔でのメッセージだけでは「もー!できない!」ってなるのもわかる。
そんな状況だから、遠隔であれこれいうよりも、そばにいて「これ試してみよう!あー。だめか、じゃあ次これでやってみよう!」と小さなトライを一緒に繰り返す。そうすると「どうやらこれはやり切らないといけないらしい」と作り手もわかって、なんとかやり切ってくれる。そして今回も無事に新しい商品を世に出すことができた。
地道で小さな小さなトライを重ねて出来上がった今回のハンカチ。たくさんの方へ届きますように!

『SUSUの素(もと)』

ブランドディレクター菅原裕恵の日常の中の心が動く小さな出来事を散文的に綴ったコラム。
ささやかで、個人的な目線を通して、SALASUSUの世界観を感じてみてください。
最新話はSALASUSUメールマガジンにて毎月2回、金曜夜20時ごろ先行配信。

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